バイク大国ベトナムに住んで、一番最初にとまどったのが道の渡り方。
信号がないところが多いため、自力でバイクの大群をかきわけて道を渡らないといけないことが多々…!
もともとビビりなので、なかなか渡れず、何度くじけそうになったことか…
今では完全にマスターしたとは言えませんが、ずいぶんと慣れました。
自分なりに分かってきた、ベトナムでの道路の渡り方のコツをまとめたいと思います。
初めのころ~慣れるまで
地元のベトナム人について一緒に渡る
初めの頃はこれがいちばん無難です。
このときに、地元の人がどんな感じで渡るのかよく観察しておきます。
信号が近くにあるなら、遠回りでも信号のあるところを使って渡る
ただし信号があっても、車は止まってもバイクはどんどん来たりするので十分注意しましょう。
でも車が止まってくれるだけでもずいぶんラクです。
慣れてきたら自分で実践編
一番注意すべきは車
バイクは車体が小さい分、「歩行者をよける」ということができますが車は減速ができても、「よける」ということが難しいです。
なのでバイクより車が多い場合、車が早い場合は基本的に待った方がよいです。
視線や手を使ってドライバーに渡る意思表示をする
渡れそうだなと思ったタイミングで、車やバイクのドライバーをしっかり見て「渡りますよ」サインを送ります。
このとき、ドライバー側に向かって手をあげるか、横に出すなりするとより効果的。
ドライバーの空気を読む、間合いをとる
上記の意思表示をすると、たいていのバイクはよけようとしたり、スピードをゆるめて先に行かせてくれます。
が、たまに猛スピードで来て「俺は先に行くから、お前はいま渡るなよな!」的なバイクもいるので、そのときはこちらが速度をゆるめて先に行ってもらいましょう。
急に走らない、後退しない
ドライバーは基本的に「歩行者はこのスピードで進むだろう」というのを計算しながら走ってきます。
いきなり走ったり、後退したりすると、その予測のテンポを乱してしまうので事故になりやすくなってしまいます。
一気に全部渡ろうとしない
たとえば片側一車線ずつの2車線を渡ろうとしたとき、両方が途切れるのを待っていたらいつまでたっても途切れないことがあります。
その場合は、まずセンターラインまで渡ることを目標に。
それから残りを確認しながら渡るようにすると渡りやすいです。
余談
10年以上前初めてホーチミンに旅行へ来たとき、ベンタイン市場前の環状交差点をまったく渡れなくて、見かねて道端にいたおじさんが一緒にわたってくれた思い出があります。
あれはありがたかったな。
そうそう、この間なかなか車がとぎれなくて渡れないでいたら、止まってくれた車がいました!
2区だったし、もしかしたらドライバーはベトナムの人ではなかったのかもしれないですが…
いつか道路整備やマナーが進んで、子どもでも安心して渡れるようになるといいですね。
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