【タイで簡単に買えるヒルドイド】肌の弱い人は使用を慎重に!

バンコク生活
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高価な化粧品よりもアンチエイジング効果があるクリームとして、数年前に日本で話題になった医薬品クリーム「ヒルドイド」

日本では皮膚科で処方されないと入手できないため、美容目的で手に入れようとすることが問題にもなりました。

ヒルドイドは、タイではドラッグストアで簡単に買うことができます。

そのため、タイ旅行のお土産として買ったり、在住者で使用している人も多いかと思います。

あまり語られることはありませんが、ヒルドイドは副作用の少ない、比較的安全なクリームですが、あくまで医薬品です。

私自身は肌は弱いほうなのですが、注意点など知らずにヒルドイドをしばらく使いつづけ、肌バリアが弱くなってしまった感覚があります。

そうなったのは他にホルモンバランスなどの要因もあると思われ、ヒルドイドだけが原因かはわかりません。

肌が強い人が連続使用しても問題ないかと思いますが、少なくとも肌が弱い自覚のある人は使用を慎重にした方がよいと感じたので、注意喚起としてその体験談を書いていきたいと思います。

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ヒルドイドとは

ヒルドイドとは、「ヘパリン類似物質」が主成分の医薬品の保湿クリーム

肌への強い保湿力のほか、血行促進、抗炎症作用などの効果があるとされています。

日本では健康保険が適用され、皮膚科で処方されます。

私自身、日本で皮膚炎にかかり皮膚科へかかったときに処方されたことがあります。保険適用なので、費用は数百円と格安。

タイでは気軽に買えるヒルドイド

タイではヒルドイドが処方箋なしで、ドラッグストアで簡単に買えます。

写真は2年くらい前にタイで買ったもの。

写真は青ですが、青と赤の2種類のパッケージがあって、ちがいはヘパリン類似物質の含有量。

赤は100gあたり300mg、青は445mg入っています。

どちらも10g入りなら300~400円程度で購入できます。

ヒルドイドの使用感

私はもともと乾燥肌。

タイに住みはじめ、乾燥肌が改善されるのなら…と喜んでヒルドイドを連続使用していたんですよね。

使ってみて特に湿疹が出るわけでもなく、しっとり感もあって使用感は悪くなかったです。

たしか1本近く使ったと思います。

その後再購入はしなかったのですが、その半年後くらいから肌がぴりぴりし始め、結局、酒さ様皮膚炎(しゅさようひふえん)という皮膚炎になりました。

ほかに、タイという紫外線の強い国で強めの日焼け止めをつかっていたこと、年齢によるホルモンバランスの揺らぎ、など肌が薄くなったり弱める要因となることが同時期に重なっていたので、はっきりとヒルドイドだけが原因だとは思っていません。

ですが、ヒルドイドには血管を拡張させる作用があるので、酒さになりやすい肌の人(色白だったり、赤ら顔になりやすい人)は使用を慎重にしたほうがよいと思います。

「酒さ ヒルドイド」で検索するとたくさん情報が出てきますが、かゆくなったりする人も多いようです。

かずのすけさんの意見

ヒルドイドの注意点について自分でもいろいろ調べてみたのですが、“美容を教える化学の先生”として有名なかずのすけさんのブログ記事が一番参考になりました。↓

究極のアンチエイジングクリーム!? 『ヒルドイド』の効果と使用における3つの注意点

長いので要点を一部、引用すると、、

ヒルドイド使用の注意① 長期間の継続使用は控える

・・・

ご覧のように副作用のリスクはとても少ない薬であることは確かですが、皮膚炎などの問題を乗じる例も確認はされています。

またソフト軟膏とローションは副作用無しということになってますがそもそも症例が少ないのでこのデータについては何ともいえないような気がします(^_^;)

しかしこれを見ると一見安全そうなのですが、実際のところこれはあくまで「薬」として短期間使用した際のデータです。

もしも美容目的で何年間とかのスパンでこれを使用したとしたら、副作用のリスクはどんどん大きなものになっていく可能性が高いです。

短期スパンで使用したり週に2~3日とかの頻度で使用するのであればほとんど問題無く安全に使用出来ると思います。

ですがリスクの認識無しに毎日毎日使用を続ければ、いずれ何かしらの問題が起こっても何らおかしくありません。

程度は弱いとは言えヒルドイドも経皮吸収作用がありますから、使い続けると肌が薄くなってしまうかもしれませんし、これを使用しなければ肌が自分の力で保湿することを忘れてしまうかもしれません。

いずれにせよ『医薬品』を化粧品の感覚で使用することは多かれ少なかれリスクを生じるということは認識するべきです。

さらに、

ヒルドイドは今回の記事でもお伝えしたように、医薬品の中では副作用のリスクが少なく安全性の高いものなのは確かです。

しかし薬理効果と副作用は鏡写しのようなものですから、副作用がほとんど無いということは美容効果もそれだけ緩慢ということです。

・・・

何にせよかずのすけは医薬品を美容目的に利用するのはあまりオススメしておりません。

やっぱり何かあってからでは遅いので、本来の用途以外の使用を素人判断で行うのはできればやめるべきだと思っています。

と書かれています。

かずのすけさんの著書も何冊か読んだのですが、彼自身アトピーで、ヒルドイドを塗るとぴりっとしたり、かゆみが出たとのことでした。

まとめ

肌の強い人であれば、毎日連続使用してもきっと問題ないのだと思いますし、肌が弱くても短期間の使用であれば副作用もなく、安全に使えるのだと思います。

ただ、タイだと簡単に安く買えてしまうので気軽に使う方が多いかもしれませんが、肌が弱い人が使うのであれば様子をみながらにしたほうがいいかなと感じます。

私自身は医療の専門家ではありませんが、去年かなり皮膚炎で悩み、いろいろ治療法を模索したので、同じようになる人が少しでも少なくなれば…という気持ちから書きました。

ちなみに皮膚炎の間は、白色ワセリンのサンホワイト、サンホワイトシルキーを使っていました。


ワセリンは単純に保湿効果のみで、血管拡張作用などはありません。安全性が高く、刺激もないので安心して使えました。

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