タイでは、女性は僧侶に触れてはいけないとされています。
そのため、公共交通機関でも女性が僧侶の隣に座るのはNGです。
在住外国人の多くはこのことを知っていると思いますが、もしかしたら知らない人もいるかも?と思う出来事があったので記事にします。
ボートでの出来事
先日、センセープ運河のボートに乗っていたら、一番後ろのつながった席の奥に僧侶が座っていたところ、あとから乗ってきた欧米人女性2人組が僧侶の隣に座りました。
反対側の奥に座っていたタイ人女性はすぐさま(欧米人女性を僧侶から距離をおかせるために)何も言わず別の席へ移動。
ただ彼女たちが特に移動する様子はなく、私は前の席にいたので、どうしよう伝えるべきか…とアタフタしていたら、ボートのスタッフが飛んできて彼女たちに移動するよう命じました。
それで事なきを得ました。
BTS・MRT・バスなどでは
私がこれまで見てきた中だと、BTSやMRTの場合、僧侶はドア付近の優先席に座ることが多いです。(後から乗ってきたら、たいていそこを誰かが譲ります)
女性の方は、もしそのとき隣に座っていたらすぐ移動しましょう。
僧侶の隣に男性、その隣に女性が座るのはOKです。
バスやボートだと、僧侶の方は乗降口すぐ後ろの席に座ることが多いです。
乗り物でなくて、混んでいる道を歩いているときに僧侶とすれ違う場合も、なるべく距離をとるように気を付けてはいます。
女性に触れてしまうと、それまでの修行の努力がリセットしてしまうのだそうです。
僧侶に限らず、タイでは年配者にもすぐ席を譲ることが多いので、電車などでボンヤリしていはいけないなーとよく思います。
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