2020.6 加筆・修正しました
現在、ベトナムのホーチミンに住んでいます。
実際のところ、ホーチミンは住みやすいのか?
…というと、私自身はけっこう住みやすいと感じています。
ものすごく、とまではいかないけれど普通に暮らせるな、という感じです。
今回はホーチミンの住みやすさについて感じたことを書いてみました。あくまで一在住女性の主観なのでご了承ください。
驚いたことについてはこちらの記事で書いています。
交通インフラ
2020年現在、地下鉄や電車はないため、主に車(タクシー/Grab etc)かバイクでの移動が主になります。
タクシーの質は東南アジアのほかの国と比べると割としっかりしていると思います。台数も多く雨などでなければ捕まえやすいので、割とスムーズに移動しやすいかと。
Grabなどの配車サービスも浸透しているので、とても便利です。
バスも路線が多く、安いのでうまく利用すれば便利。
交通渋滞は、時間帯にもよりますが、めちゃくちゃひどいというほどではないと感じます。東南アジアで言うと、ジャカルタやバンコクのほうがひどい印象。
地下鉄は、開通予定がどんどん伸びていますが、今のところ2021年と言われています。それができれば交通事情もまた変わってくるかと思います。
困ったことといえば、バイクが多く歩道にもバイクが走ることが多いので、道をスムーズに歩けないことが多々…。ベビーカーはかなり難しいと思います。
それから信号が少ないので、道を頑張って自力で渡る必要があるのはちょっと大変。
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食事(外食)
日本食・洋食・それ以外の国のレストランはかなり充実しています。
しかも日本より安いことが多いです◎
以前タイ・バンコクに住んでいましたが、バンコクと比べても安いと思います。
グルメに関しては、よほどこだわりの強い人でなければ満足できるのではないかな…と。私はグルメでないので、食べ歩きが楽しいです。
ビールはお店で飲んでも約200円前後ととても安いので、ビール好きにはたまりません。
カフェも多いので、カフェ好きにもたまらない街。
さらにデリバリーが充実しているので、家にいながらレストランの美味しい食事が手軽に頼めるのもとても便利な点です。
食事(自炊)
日本食を自炊する場合、少し高くはなりますが日本の調味料は専門のスーパーに行けば売っています。
スーパーの買い出しについては、1か所ですべてがそろうお店があまりないというのが難点。(日本人主婦としては)
例えばここは野菜とお肉はいいけれど、魚は別のお店で、お米は…とかいった感じ。
ただ食材についてもデリバリーが充実しているので、手軽に野菜やお米、お肉などを家から頼むことができます。
食材以外の買い物
生活雑貨に関しては、ダイソーや郊外にイオンもあるので、割とだいたいのものはそろいます。
服飾品は売っているブランドやメーカーは多くはないです。
ローカルブランドやマーケットで好みのものを見つけてもいいですが、ホーチミンでは安く、気軽にオーダーメイドができるのが気に入っています◎ たくさんお店があります。
最初は夏の一時帰国のたびに服をまとめ買いしていたのですが、現在はオーダーメイドをかなり利用しています。
それ以外の嗜好品的なもの、ちょっと気の利いたものは、どうしても限られるので日本に帰ったときに購入。おかげでホーチミンに来てから服以外の物欲がかなり減ってます。
ただ高島屋があるだけでも気持ち的に安心感があります…!
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医療
ホーチミンには外資系の病院が複数と、日系のクリニックが2つあります。
海外旅行保険に入っている日本人であれば、何か症状が出た場合、まずそういった病院へ行くことになると思います。
私自身は、軽い症状で外資系の病院に何度かかかったことがあるぐらいですが、日本とそこまで変わらない治療を受けることができました。
わりと軽い症状であれば、ホーチミンでもきちんとした治療を受けることができると思います。
手術が必要な病気になった場合は、ある程度大きな外資系病院でも、どこまでの治療をされているかよく分からないので、できるのであれば日本へ一時帰国すると思います。
ただし、大きなケガを急にしたらと思うと、不安はやっぱりありますね。
交通事故の場合、どの病院に搬送されるのかもわかりませんし、そもそも搬送してもらえるのかという不安も…。
ふだんから、交通の安全には十分気をつける、健康にもより気をつけるのは海外生活で大事だなあと感じています。
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人・マナー
ベトナムの人はまじめで勤勉だなと感じます。(この前にタイにいたので余計そう感じるのかもしれません…)
あと一見そっけなく見えることもあるけど、困っていたら助けてくれるし親切。そしてアツイ!
気になることは、先進国では一般的とされるマナーがまだまだ根付いてないかな…というところです。
具体的に言うと
- クラクションを鳴らしまくる
- 信号無視して突っ込んでくる
- 人が並んでいる列にさらっと割り込んでくる
- ぶつかってきても何も言わない
- 騒音についての意識が低い
- ほかにスペースがあるのに近づいたりくっついてくる(パーソナルスペースが狭い)
- 街中で用を足す(ときには大も…)
といった感じのことです。もちろんすべての人ではないですが…。
全体として若い人ほどマナーがいい印象があります。
言語
ホーチミンの中心部について言えば、かなり英語は通じます。特に若い人は流暢に話せるように思います。
レタントンなどの日系の飲食店では、日本語がある程度話せるスタッフも多いです。
一方、市場やタクシーなどではあまり通じないので、最低限のベトナム語(数字など)を知っておいたほうがスムーズかも。
私自身ベトナム語はほとんど話せませんが、そこまで不自由を感じることはありません。
治安
社会主義国家のためか、重犯罪は少なく東南アジアでは治安はいい方だと思います。
(タイも比較的治安は良いけれど、銃が出回っていたり、薬をしている人もわりといたりでベトナムの方が良いと感じました)
ただ、スリやひったくりなど軽犯罪は多く、特にバイクを使った犯罪には注意する必要があります。
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さいごに
私はバンコクから引っ越してきたので「バンコクから来ると不便に感じるでしょう」とよく言われるのですが、そうでもないです。
あえていうなら娯楽が少ないことぐらいでしょうか。
ホーチミンのインフラは今後もどんどん整備されていくと思いますし、経済成長につれて大きなショッピングモールなどもできていくかと思います。
そういったハード面は確実に便利になっていくかと思いますが、ソフト面(マナーなど)は変わるのって時間がかかると思うのです。日本でもそうですよね。
そのあたりをすんなり受け入れられれば、ホーチミンはかなり住みやすい街なのかなと思います。
私も文化の面で最初驚きましたが、いまはそんなものかという感じで暮らしています。
これから住まれる方の参考になりましたら嬉しいです。また思いついたら随時更新します…!
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