タイの通称「地獄寺」。
「地獄におちるとどうなるか」を具体的に像で表現することで、人々に善行を促す目的のお寺のことです。
先日行ったワットパイロンウアがとてもおもしろかったので、今度はバンコク近郊のパトゥムタニ県にある地獄寺「ワットプートウドム(วัดพืชอุดม)」へ行ってきました。
ワットパイロンウアよりさらに強烈で興味深い地獄寺でした。
基本的に車でのアクセスになりますが、バンコクからはワットパイロンウアよりは少し近いので多少アクセスしやすいかと思います。
ワットプートウドムの場所・行き方
バンコクから北東に車で約1時間、パトゥムタニ県にあります。
地図はこちら。
今回は車で行きましたが、公共交通機関で行く方法を調べてみました。
バスアプリ「VIABUS」を見ると、一応ワットプートウドムから徒歩10分ほどの距離にバス停があります。
このバス停を通っているのは現在6250番のバスで、BTSクーコット駅そばのバス停から乗れるようになっていますが、アプリで見てもGPSがないのでどれだけの便があるのか、そもそも現在も運行しているのか?不明です。
ViaBus
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よって、BTSクーコット駅まで行ってみて、バスがなさそうならタクシーで行くのが考えられる現実的な手段かなと思います。
クーコット駅にはタクシーは大抵います。
お寺の周辺に流しのタクシーは走っていないので、往復チャーターにした方が良いです。
クーコット駅からお寺までは約30km、車で45分ほど。待機時間含めても往復1,000バーツ以下で行ってもらえるかと思います。
ワットプートウドムの地獄の様子
お寺自体はあまり大きくはありません。
主に地獄が見られるのはこの口から入る半地下の場所です。
入るとお坊さんがいらっしゃるのでいくらかタンブンし、見学を開始。
中は少し薄暗く、お寺なのにまるでお化け屋敷のよう…
さまざまな地獄の様子が表現されています。どれもグロいものばかり。
見ているとある程度パターンがあって、身体は人間、頭は動物というもの、
頭自体がないもの、
身体を切られたり殴られたり、動物に食べられるもの、
釜茹で、などなど。
5バーツを入れると人形や動物が動く仕掛けになっているものがたくさんあります。
1分間ぐらい照明が光って、人形たちがガガガガガ…と動いてくれます。
一部はすでにメンテナンスがされておらず、行き止まりになっているところも。
出口の最後にあるこのガイコツと吊るされた人形たちが不気味。
うーん、何ともシュールで味わいのある地獄寺でした。
出口は入口とは別になっており、地上に出るとそこにもいくつか地獄が表現されています。もうこれでもかというくらい地獄を見られました。
この先に本堂があるので、中へ入ってお参りを。
その他お寺内の様子
お寺は川沿いにあり、タイの田舎らしいのんびりした雰囲気です。
敷地内には食堂が2つあるので、食事をしたい場合も安心。
魚に餌をやるタンブンもできます。餌は5~20バーツ。
せっかくなので餌を買ってやってみました。びっくりするぐらいの魚が集まってきます。
見学や魚の餌やりなどを含めてお寺の見学時間は1時間弱ほど。
かなり田舎にぽつんとあるお寺なので、時間の流れもゆっくりでローカルな雰囲気も堪能できて楽しかったです。
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