今は一時帰国が難しいので、私の周りでもタイの病院にかかる機会が増えたり、手術を受ける人が増えてきているように思います。
私も最近、胸に気になるところがあって乳腺科の精密検査を受けてきました。
ほかにこれまでバンコクの病院で受けた、子宮体がんの検査についても合わせて書きたいと思います。
乳腺線維腺腫の針生検
胸にしこりがあって、以前に乳腺線維腺腫(良性のしこり)だと診断されたので、年1回の乳がん検診は必ず受けながら経過を見てきました。
ただ最近大きくなったようなので、組織をとって針生検を受けることに。
受けた病院
サミティベート病院の乳腺科です。
乳腺科は外科のセクションになるので、婦人科とは違う場所になります。
担当してくれたのはLAWONGGERD先生というベテラン風な女性の先生でした。
検査の様子
局部麻酔なのでほとんど痛くないよと事前に聞いていたので、ちょっと安心して受診。
検査は普通の診察室で行われます。
麻酔の注射をして3分ぐらい経ってから、細胞をとっていきます。
薄いカバーがかけられるので作業は見えませんが、とる時にバチン!という音がします。
音だけ聞くとけっこう怖いのですが、これが6回ほど。麻酔がきいているので痛みはありません。
検査は20分ほどで終わり。
麻酔は40分ほどで切れるというお話でしたが、夜に寝る直前までは効いていました。
痛みが強かったら鎮痛剤を飲むように言われます。(そういえば鎮痛剤は処方忘れかな?もらいませんでした)
5日間はお風呂、エアロビやランニングなどの運動は禁止。シャワーはその日からOK。
翌日には少し痛みがあったけど、翌々日からは痛みもほとんどなく生活できました。
検査結果は5日後に判明。
今回は良性だということで安心できました。
傷あとは少し残るとのことですが、現在見る限りはほとんど目立たないです。
子宮体がん検査
これは4年ぐらい前に貧血などの症状があったときに、診察を受けてから受けることになりました。
健康診断のオプションでつけることは多分できないと思います。
(余談ですが、今年初めの続編”逃げ恥”でゆりちゃんが子宮体がんを宣告されて「毎年の子宮頸がん検査は受けていたのに…」というシーンがあったので、このことを思い出しました)
受けた病院
バムルンラード病院で受けました。
担当してくれたのはParichart先生という女性の先生。通院していた頃は体調が悪くて不安を抱えていたのですが、明るい先生で気分が晴れたのを覚えてます。
病院のサイトを見ると今もいらっしゃるみたい。
検査の様子
日本では子宮体がんの検査は一般的には麻酔なしで行われると思います。
私の時もそうで、最初は麻酔なしでの検査だったのですが、かなりの痛さで途中でギブアップ…!
受けたことのある方はご存知だと思いますが、この検査はかなーり痛いのですよね…。
先生から「翌日、麻酔ありでしましょう」ということで検査は一旦中止。
当日、局部麻酔かなと思っていたら、普通の手術と同じオペ室で全身麻酔で行われて本格的なものでした。
当時はタイの医療水準についてあまり知らなかったため、「外国の病院で全身麻酔…怖い…」などとびびっていた気がします。
たしか朝早く行って、1時間ぐらいで終わって麻酔から覚めたと記憶。
あわせて子宮にあった小さなポリープもとってもらえました。
その日は1日安静にしていて、翌日からは普通に生活できました。
結果はがんではなかったのですが、子宮筋腫が複数あるため手術が必要に。
手術について、タイと日本の違い
子宮筋腫の手術は、いろいろ考えた末に日本で手術を受けました。
タイでは1週間後には手術ができ、入院期間は4日間と言われました。
一方、日本でかかった病院では手術は2か月後、10日間入院しました。
タイの、日本人が多くかかる私立病院では手術が決まってから手術までの日数、入院日数ともに早いと感じます。
似たような疾患でタイで手術した友人も、手術が決まってからすぐに手術・退院していてびっくりしたことも。
日本だと数か月待つのは珍しいことではなくて、癌であっても1か月以上待つ必要があったり(身内の体験)。
このタイの早さはすごいなと思いました。
※日本で手術した場合の費用面の話についてはこちらに書いています。
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