サメットナンシーの後、カオラックのホテルまでの途中にある場所をいくつか巡りました。
ナントンビーチと津波博物館です。
ナントンビーチ
プーケット方面から来ると、山を越えて最初にあるビーチです。
地図はこちら。
ナントンビーチエリアはカオラックセンターとも呼ばれる、カオラックで最も栄えているエリアなのだそう。
と言ってもコロナ禍の現在は閉まっているお店も多かったですが、周辺にはスーパーやカフェ、レストランが点在していて、この辺りに泊まれば利便性が高そうでした。
ナントンロードを突き当たるとナントンパブリックビーチに着きます。
ニモがいて、ローカル感漂うビーチ。
この日は少し曇ったり晴れたりで、海の透明度はそこまで良くはありませんでした。もっと晴れていたらもう少しきれいそう。
このビーチで特徴的なのが黒い砂。そのため砂浜も黒っぽくて、ザ・きれいなビーチ!感はちょっと薄いかも。
こちらはナントン灯台。想像していたよりもとっても小さかった。
パブリックビーチなので、地元の人が何か食べていたりくつろいだりしてのんびりしたいい雰囲気でした。
津波博物館(Tsunami Museum)
バンニアンビーチエリアにある津波博物館。
地図はこちら。
2004年12月26日に起きた、スマトラ沖地震で受けた被害を伝える博物館です。入場は無料。
博物館と言っても、こんな簡易的な場所で当時の写真やデータが公開されています。
ここは行政が管理しているのかな? 専門のスタッフらしき方は見当たらず、ジュース屋台の家族が屋台と兼ねて営業しているような、そんな雰囲気です。
タイなので、遺体やケガをした方の写真などが生々しく展示されています。
展示内容によると、タイで最も被害を受けたのはこのパンガー県(カオラック)で、外国人も多く死傷したそうです。
実際、写真の多くでは明らかに欧米人と分かる旅行者の数々が写っていました。
12月26日という日にちがポイントで、年末のピークシーズン、1年で最も旅行者で賑わう時期だったというのも不運だったのだな…と感じます。
オフシーズンには閉めていたお店もこの時期には開けていたところも多かったでしょうし…
いろんな条件(行楽シーズン・週末・お昼)が重なってしまった2014年に起きた御嶽山の噴火を思い出しました。
中央の広いスペースには、当時打ちあげられたという警備船が展示されています。
恥ずかしながら、今回カオラック旅行を計画するまでタイがこんなに被害を受けていたことを知りませんでした。
カオラックにはもう1か所、津波に関する記念館「バーンナムケム 津波メモリアルセンター」があります。
こちらはここからさらに北に30分ほどかかるので今回は行きませんでしたが、この津波博物館だけでも訪れることができてよかったです。
施設情報:津波博物館(Tsunami Museum/พิพิธภัณฑ์สึนามิ)
- 住所:47/7 Moo 3 Khakkhuk TakuapaPhang-nga 82190
- 営業時間:9:00~21:00
- 電話:081 442 5660
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