ブルネイにはブルネイ川という大きな川があり、そこに世界最大といわれる水上集落があります。
600年以上の歴史があり、いまでは約3万人が暮らしているのだそう。
渡し船に乗って、上陸して見学することもできますが、ボートをチャーターすると、水上から見学できて、ほかにマングローブ林へテングザルも見に行くことができます。
ブルネイで楽しみにしていたことの1つだったので、はりきって行ってきました。
川岸でチャーターするボートを探す
ブルネイ川岸周辺を歩いていると、「ボートに乗らない?」「うちのボートは屋根がついてるよ」と船頭さんたちが営業してきます。
場所としてはこのあたり。はっきりとした乗り場はなく、一帯にわたってボートが離発着しています。
ボート上から声をかけられたりもします。
声をかけてきた人たちにいまいちピンと来なかったので、感じのよさそうな人を探して交渉を開始!
何も言わずに料金と聞くと「1人15ドルずつで合計30ドル。時間は1時間」という話だったのですが、「テングザルも見に行きたいんだけど」というと、「それは距離が遠いから2人で50ドル。時間も1時間15分になる」とのこと。
40ドルにして、と言うとあっさりOK。これで行くことにしました。
含まれるのは
- 時間は1時間15分
- 屋根ありボート
- 水上集落を水上見学
- テングザルウォッチング
です。
さらに交渉すればもっと安く行けるのかもしれませんが、2人で40ドルなら妥当かなと思えたので決定。
交渉をする場合には、
- 時間
- 含まれるもの
- 屋根がついたボートか
- 複数人の場合は、トータルでいくらなのか
を確認してから決めると良いと思います◎
特に日中は暑いので屋根があったほうがおすすめです。
ちなみにテングザルは「big nose monkey」で通じます。こんなお猿さん。
(画像はお借りしました)
さて私たちのボートの船頭さんは交渉したおじさんではなく、商売っ気のなさそうな若いお兄さんでした。交渉したのは胴元だったみたい 笑
乗ったのはこんな感じの船でした。
水上集落
ボートに乗ってまず新しい家の立つ水上集落へ。
水上集落と聞くと、何となく貧しい人たちが住んでいるのではとか想像しがちですが、貧しいわけではなくあえて水上で暮らしているそうです。
こちらは本当に新しい家。家だけを見ると、日本でもありそうな感じ。
各家庭には水道電気が通っているそうで、近代的な暮らしが営まれていました。
ペットを飼っている家庭も多く、水上であることを除いては、本当に普通の生活のように見えます。
船頭さん、途中でとある家(お店?)からガソリン補給していました。
そのあとは水上集落の施設を、口頭で説明しながら案内してくれます。
こちらは学校。
警察署
消防署まで!
古い家もありました。
あとで確認したのですが、ちゃんとGoogle mapにもこれらの施設が載っていました。スゴイ。
途中に通った美しい橋。RIPAS Bridgeという橋だそうですが、夜はもっときれいなんだろうな。
テングザルウォッチング
水上集落の見学を終わると、ボートはスピードを上げてマングローブ林のある奥のほうへ。
これがスリリングで楽しい!
青い空、マングローブの深い緑で本当に気分爽快。
ほかのボートが通った後だとかなり揺れますが、それもまたおもしろい。
ザ南国と言った感じのマングローブ林。今回は見なかったけど、川にはワニもいるそう。
そうこうしているうちにテングザルがいるスポットへ到着。
「あそこにいるよ!」と船頭さんが教えてくれるのですが、慣れていないと「ど、どこ?」となりながらやっと分かります。
ボートからの見学なので、木の枝上をウロウロしている姿を遠目から眺める感じです。
そんななので、小さな茶色い姿を動画には収めたのですが、はっきり写真を撮ることはできませんでした。
はっきりくっきりテングザルの顔を見る!というのはあまり期待しない方が良いと思います。見えたらラッキーぐらいの気持ちで。
2つのテングザルスポットを巡り、遠目にしか見ることはできませんでしたが、満足しました。
船着き場へ戻ってきたらちょうど1時間15分。
長すぎても暑いのでちょうどよい長さだったと思います。
おわりに
テングザルに遭遇しやすいのは朝と夕方のようなので、主にテングザル目当ての場合は時間を考えたほうが良いかもしれません。
良い船頭さん(後で料金を吊り上げたりしない)にあたれば、気持ちよくボートチャーターを楽しめると思うので、納得できる人にあたるまで交渉したほうが良いです。
ボートに乗るだけでも気分が良く、私はすごく楽しかったです!
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